「圧巻」の誤用がほんとうに多い。

近年、「圧巻」の誤用が多くなった、と思う。 新聞のスポーツ記事では当たり前のように誤用されている。NHKのアナウンサーですら「まさに圧巻の内容でした」などと、間違った使い方をしているのを見かけるようになった。気になって仕方がない。

 

Yahoo!ニュースでの「ダルビッシュ 圧巻」の検索結果

※上記画像は、Yahoo!ニュースでの「ダルビッシュ 圧巻」の検索結果

 

本来、圧巻とは「全体の中で、最もすぐれた部分」という意味。

あっ‐かん〔‐クワン〕【圧巻】
《「巻」は、昔の中国の官吏登用試験の答案。最優等者のものをいちばん上にのせたところから》書物の中で最もすぐれた詩文。作中最もすぐれた部分。転じて、全体の中で、最もすぐれた部分。出色(しゅっしょく)。「恋人との別離の場面は―だ」

「圧巻」の検索結果 - Yahoo!辞書

 

「中でも圧巻だったのは、9回裏のピッチング」などというが、正しい使い方。1~9回までの投球内容で、9回裏が最もすぐれていたという意味。ほかにも「チーム全員が安打を記録。なかでも圧巻は、5打席5安打だった○○」という使い方とか。

 

一方、「1安打、無四球、自己最多の14三振、無失点と圧巻の内容」などという表現は誤用。この場合は「圧倒的な内容」などとするべき……と思うのだけれど。でも、新聞やNHKですら、(わざと?)「圧巻」を誤用しているのだから、もはやどうしようもない?ヽ( ;´Д`)ノ

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コメント

言葉は時代に合わせて常に変化するものなので、誤用なのではなくそのように変化しただけです。

すでに広く普及した用法を誤用だと指摘するのは、典型的な老害ですよ。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。記事を投稿してから3年ちかくになって、はじめてのコメントです(汗)


「言葉は時代に合わせて常に変化するもの」「誤用なのではなくそのように変化しただけ」……そういう見方もできるのですね! そして河原さん個人は、そのようにお考えなのですね。たしかに、時代に合わせて意味が変化した言葉はありそうですね(といっても具体的にどのような言葉があるかは、思いつきませんが……)。

一方で「すでに広く普及した用法」であることを根拠に、「誤用なのではなく」といいきってよいものなのか? 例えば試験などでその理屈は通るのか? と考えると、やはり「誤用は誤用」なのではないかと、個人的には思います。

いずれにせよ「言葉は時代に合わせて常に変化するもの」というのであれば、圧巻の意味がまた元通りの意味に変化するよう、私の記事がそのきっかけになればよいなぁ……と考えています。←いや、ムリ?



No title

圧巻の誤用がめちゃくちゃ多くて
腹が立つ。一般の人が違うならまだしも
文章書いて金稼いでるライター記者までもが
平気な顔をして、圧倒的とかすごいという意味で
使っている。許せない。

No title

>すでに広く普及した用法を誤用だと指摘するのは、典型的な老害ですよ。

それは違うな。誤って普及したものが正しいとされることはない。それは正しいものを知っていてそれでいて新しい意味が普及した場合である。
知らなくて使っていて普及したものは、正しいものとしては認められない。ちなみに私は30歳であり老害ではない。

わかるかな?私の言っているニュアンスが。。
時代の変化で言葉の意味が変わるのはいい。
しかしこれは違うだろう?少なくとも現段階では。


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