「ハラスメント相談センター」は、どこの大学にでもあるのか?/「関西学院大の外国人講師が放射能で差別発言」問題で思ったこと

関西学院大学(兵庫県西宮市)の外国人講師が福島出身の女子学生に対し、放射能で差別発言をした、という。平成26年10月ごろ、40代の外国人男性非常勤講師が英語の授業中に福島県出身の女子学生に対し、教室の電気を消したうえで「放射能を浴びているから電気を消すと光るかと思った」などと、日本語と英語で発言したのだとか。

大学側は、東日本大震災の被災者への配慮に欠けた発言として、この講師を17日付で減給3ヵ月の懲戒処分に。講師は大学側の調査に対し、 「電気を消したかどうかは覚えていないが、冗談のつもりだった」と発言を認め、4月以降の契約の辞退を申し入れた、とのこと。


この記事を見たときに思ったのは、「平成26年の出来事が、なぜ平成29年になって問題に?」ということ。テレビニュースやネット記事ではよくわからなかったが、産経新聞夕刊の記事を見て、なぜ今になって問題になったのか? が分かった。

2017/02/21付・産経新聞夕刊の記事
2017/02/21付・産経新聞夕刊の記事

きっかけは「ハラスメント相談センター」が開設されたこと。女子学生は昨年の平成28年4月、大学にハラスメント相談センターが開設されたことを知り、センターに相談したのだとか。

逆に言うと、それまで「ハラスメント相談センター」がなかったため、自分が抱えていた問題を相談することができなかった、ということに……。もっと早くに「ハラスメント相談センター」が開設されていれば、それだけ早く問題が解決していたかもしれない。

いや、そもそも「ハラスメント相談センター」が開設されていなかったら、今回の問題は明らかにならないままだったかもしれない。


こうした「ハラスメント相談センター」は、どこの大学にでもあるのか? ひょっとして、設置されていないところが多い? 設置を義務付ける法律は? いや、大学だけでなく、小学校・中学校・高校などの教育施設でも、必要なのでは? 差別問題だけでなく、他にもアカハラやセクハラなどの問題を相談したいと思っている学生は、たくさんいるかもしれない。

ただし、「ハラスメント相談センター」やそうした窓口の担当者には、「大学関係者以外の者」「大学とは独立した者」がなるべきだと、個人的には思う。というのも、担当者(ハラスメント相談員?)が学部の教授・助教授・助教などの場合、その担当者自身がアカハラ・セクハラなど、問題の当事者だったりすることがあるので(汗)


その他、思ったこと:
・もしも問題の講師が日本人で専任の講師だった場合、こういう結果になっていたのか? 当事者同士で話し合いや謝罪の場を設け、和解で解決。非公表のまま……とか?

・外国人ということで、考え方や感じ方が日本人のそれとは違っていた可能性も。例えばアメリカ人の場合なら、先の大統領選などでも見られたように、会話や主張のやりとりに、日本人とは違うものを感じるので(ただし、ニュースなどでは、アメリカ人と報じているわけではない)。あるいは、思ったことをすぐ口にするアスペルガー症候群などの可能性は……。

※追記:こういうツイートが。もともと、アメリカのジョークがあったらしい?



【参考】
関西学院大学 非常勤講師が福島出身学生に「放射能浴びている」 | NHKニュース
「放射能浴びているから光る」 福島出身女子学生に差別発言 関西学院大の外国人講師(1/2ページ) - 産経WEST

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HOME|ハラスメント相談センター|2016年のニュース|公式Webサイト開設
※『関西学院大学は、2016年4月にハラスメント相談センターを設置しました。これにともない、「ハラスメント相談センター公式Webサイト」をオープンいたしました。』『本センターは、学生と教職員が個人として尊重され、人権を阻害されることなく就学及び就業できるよう、ハラスメントの防止及び解決のための措置等を執り行うことを目的としています。』とある。


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