「国で検査したらスズキの測定値より燃費が5%上だった」のソース(情報源)は?/スズキの燃費データ不正問題

スズキの燃費データ不正問題に関して、ツイッターで「国で検査したらスズキの測定値より燃費が5%上だった」という情報が拡散されています。しかし、公的なソース(情報源)が示されていないことが気になります。例えば、ニュースや新聞のネット記事、あるいは国土交通省のページや、スズキのプレスリリースページなど。そうした具体的なソースが示されていないということは、「ガセネタ」なのか……?

「国で検査したらスズキの測定値より燃費が5%上だった」というツイート
「国で検査したらスズキの測定値より燃費が5%上だった」というツイート


一方、5月18日にスズキが国土交通省で行った記者会見では『正しい方法で測り直した燃費値と不正測定による値の違いは上下5%以内といい「誤差の範囲で修正する必要はない」と強調。データの改ざんなど、燃費性能自体を偽る不正行為もないことから、販売は継続する』と説明したとの情報がありました。
スズキ、燃費を不正測定 全27車種、210万台超 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

ということは、スズキ自身が発表した「正しい方法で測り直した燃費値と不正測定による値の違いは上下5%以内」という情報が、いつのまにか「国で検査したらスズキの測定値より燃費が5%上だった」という情報にねつ造・改ざんされて、ツイッターで広められている感じでしょうか?


また「スズキの車は、カタログ燃費より実燃費の方がいい」というツイートまとめもあります。しかしこちらも個人的には疑問が。(燃費表示計のある車の場合)ガソリン給油直後の走行なら少しの間、カタログ燃費を上回る数字が出ますが、そのうち下がります。そして最終的には、カタログ燃費の6~7割ぐらいになるのが、一般的ではないかと。
スズキ車ユーザー「カタログ燃費おかしいと思ってた、むしろ実燃費の方がいい」 - Togetterまとめ
軽自動車 10・15モード 燃費達成率ランキング - e燃費



いずれにしても今回のスズキの燃費データ不正問題については、三菱自と同様、国(国土交通省)がスズキ車の実燃費の測定テストを行うべき。個人的にはそう考えます。そうしなければ、スズキ自身が発表した「正しい方法で測り直した燃費値と不正測定による値の違いは上下5%以内」という情報の信頼性(誤り・ウソがないか?)は確認できないから、というのが理由です。


もっといえば、減税対象となっている車種については、他のメーカーについても実燃費の測定テストを行うほうが良いのでは? とも思いますが……。

また将来的には、減税対象車の燃費試験を制度化して、メーカーの自己申告ではなく、国など第三者機関によるチェックを行うようにするとか(費用はメーカー持ちにする)。



ちなみに「三菱自ほど騒がないスズキの燃費不正 2社のどこが違うのか?」という話があります。『メディアの「評価」にも温度差があるようだ』とのことですが。
→「三菱自ほど騒がないスズキの燃費不正 2社のどこが違うのか? : J-CASTニュース」という話が

個人的には「CMの放送回数(数量)の違い」では? と思っています。スズキは「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」「ソリオ」「スウィフト」など、スポットCMを数多く提供する「民放の大スポンサー」なのでは?(三菱自動車よりもCMスポンサーとして大きい?) だから、スズキのCMがストップして、広告収入が減ってしまうのを恐れて、あまり騒がない? 実際、今もスズキのCMは放送されていますし? まぁ、個人的な感想ですが。



【2016/05/31追記】
「スズキは31日、ワゴンRなどの燃費試験用データの測定環境や数値を偽装して国側に提出していたことを明らかに」「スズキで再測定した結果、燃費性能に問題はなく、生産・販売は継続する」とのこと。産経新聞の記事より
【燃費データ不正】スズキが国交省に報告 違法測定認めるも燃費性能に問題なし - 産経ニュース


スズキのプレスリリースも同日、Webサイトに出ました。

4.燃費に影響なしとした根拠
装置毎等の積上げによる走行抵抗値は、量産部品を用いた実測値であり、車両開発の段階において量産部品相当の部品を組み付けた試作車において惰行法による検証も行っていることから、申請した数値自体は間違いの無いものと考えております。

また、社内調査による関係資料の確認及び関係者の聞き取り調査により、燃費を不正に操作しようとした意図はなかったことを確認しております。

なお、14車種(OEM供給車種を含めると計26車種)の燃費最良車について、実際に惰行法により測定した走行抵抗値により燃費測定を行ったところ、全てカタログ表記の燃費値を上回っていることを社内試験にて確認しております。

→引用元:「スズキ株式会社 企業ニュース 2016年5月31日 「排出ガス・燃費試験に係る不適切な事案に係る調査指示」に対する国土交通省への報告内容について


「社内試験にて確認」ということで、社外の第三者(国交省の担当者など)の立ち会いなどはなかったのか? という疑問点が、個人的には思いうかんだのですが……。


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