犯人は「江坂紗夜」でした!/安楽椅子探偵 ON STAGE(安楽椅子探偵8):解決編

2017(平成29年)1月13日(金)深夜、安楽椅子探偵 ON STAGE(安楽椅子探偵8)の解決編が放送されました。ということで、犯人の正体および犯人の条件、使ったトリックなどが明らかとなったわけですが、いかがだったでしょうか?

って、前回のブログ記事(犯人は「江坂紗夜」で!/出題編:安楽椅子探偵 ON STAGE(安楽椅子探偵8))で展開した、私の推理や想像……めちゃめちゃ外しまくりで、恥ずかしい(汗) まぁ、江坂と安夫は親しい関係にあった、というのは当たっていたといえる、と思うのですが(一方的に江坂が利用していたから、全然違う?)


なにはともあれ、解決編で示された解答などをまとめたいと思います。しかし、一度には記事にできないので、随時、まとめられた分から投稿していきます。
※途中で止まってしまったら、申し訳ないです。って、誰にいってるのやら?

注)以降、あらすじやトリックなどのネタバレがあります。まだ解決編をご覧になっていない方は、ご注意を!


・2017/01/15……「安楽椅子探偵の声が変わっていたこと、など」追加。
・2017/01/16……「出題編の中にあったミス・間違いについて」追加。


「安楽椅子探偵 ON STAGE」(安楽椅子探偵8):解決編の各スポンサー様に感謝!


2017「安楽椅子探偵 ON STAGE」(安楽椅子探偵8):解決編の各スポンサー様、ありがとうございました! ぜひ次回、「安楽椅子探偵9」も放送できるよう、ご協力お願い申し上げます!

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犯人の条件は?


条件1.千秋楽の前日の夜、ワゴンに乗った椅子に近づき、ペンキをかける細工ができた人物。
該当するのは、天王寺。そしてバスケットでペンキを運べた守口、平野、駒川、江坂。

条件2.コードレス掃除機が、当日事務所にあることを知らなかった人物。
12月7日、チケット入れ作業のときにいなかった劇団員。ということで、緑橋、田辺、江坂。

両方の条件に該当するのは、江坂のみ。よって江坂が犯人。


江坂紗夜の告白・まとめ


安楽椅子探偵なんて、死んでしまえばいい……そう思った江坂は、安楽椅子探偵を舞台で殺害する計画を立てた。

まず足の付かない携帯電話を手に入れ、劇団の掲示板に「安楽椅子探偵を舞台上で殺す」という脅迫文を投稿。

さらに、計画に必要なものを手に入れるため、女性慣れしていない安夫に近づき、親しくなった。

安夫は江坂の頼みを何でも聞き入れた。事件後に、江坂が疑われないために頼んだ毒の購入も(安夫は、自分の携帯電話で裏サイトにアクセスし、ラニシンを購入)。


そして、安楽椅子探偵を舞台上で殺害する準備を進めた。まず、前回公演で使われた椅子の背に針を仕込み、ラニシンを塗っておいた(黒い皮手袋を着用)。

そして千秋楽の前日。自分が劇場を出た後に、椅子にペンキがかかるよう、椅子の上に細工をする。ドライアイスで組んだ土台を椅子の上に作り、その土台にペンキ入りのコップを載せた。その後、白布をかぶせておいた。(劇場を出るとき、長田の札がまだ残っているのを見て、悪いとは思いつつも)いつも劇場に最後まで残っている天王寺に、罪をきせる狙いがあった(黒い皮手袋を着用)。


千秋楽の日。まず、資料室に安夫を呼び出したのは、安夫を殺すため。舞台で楽太が中毒死したことが発覚したとき、安夫が自分を疑うことは明らか。だから、そうなる前に殺しておく必要があった。

そこで安夫に電話し、「大事な話がある」といって、事務所の資料室に3時に来るよう伝える。そして資料室で待ち伏せし、入ってきた安夫を背後からブロンズ像で殴打(黒い皮手袋を着用)。……しかし、実は楽太だった!(かけていたタオルでネックレスが見えなかったため、最初は気がつかなかった)

怒った楽太が江坂につかみかかり、もみ合いとなってネックレスがちぎれ、珠が飛び散った。うずくまった楽太がそれを見て、叫び声をあげる。その後ろで、両手でつかんだブロンズ像を振り上げる江坂。激怒した楽太が振り向くのを待って(※)、ブロンズ像を楽太の頭(の前)に振り下ろし、楽太は絶命した。
※なんで楽太がうずくまっているとき、後頭部にとどめの一撃を与えなかったのか? 謎である……。

その後、ロッカーに楽太・タオル・ブロンズ像を隠し、掃除機でソファの下に落ちた珠を回収(奥まで手が届かなかったため)。


劇場に戻った江坂は、安夫とふたりきりで控え室に。「どうして来なかったの?」となじる江坂に、「どうしてって……忙しくて」と言い訳する安夫。「話って、何だったの?」という安夫の問いを「そんなことより……」とあっさりスルーする江坂。

そして、楽太がいなくなったこと、このままでは舞台が中止になってしまうといい、修復した楽太のネックレスを安夫に渡し、楽太になりすまして代役を務めるよう説得した。そうして舞台登場前、椅子に座ったとき、安夫は毒針で即死。

最後に、天王寺の犯行に見せかけるため、毒の壜を事務所の(天王寺の)キャビネットに入れたのだった。


すべては、兄のせい。そう、江坂は天王寺の(母違いの)妹だった! 母が離婚したため、幼い頃から父に会えるのは年にほんの数回しかなかった。にもかかわらず、父は兄に安楽椅子探偵の話をするばかり。江坂は相手にされなかった。だから父が安楽椅子探偵の話をするほど、その存在を否定する思いが強くなっていった。

安楽椅子探偵の台本を書いた理由(安楽キコ=江坂。天王寺が明かした)は「安楽椅子探偵は実在しない、くだらない都市伝説」と証明したかったから。だから、できるだけバカバカしく、あり得ない話にした。にもかかわらず、観客には大受けし、シリーズ化されてしまった。


「安楽椅子探偵なんて実在しない」ことを、観客・劇団員そしてなにより、兄に思い知らせてやりたかった……そのために、舞台の上で安楽椅子探偵役を殺すという計画を思いつき、実行したのだった。


今回の解決編は「尺(しゃく=収録時間)」が短かった?


「安楽椅子探偵 ON STAGE(安楽椅子探偵8)」解決編は「尺」が短かったようです。収録時間(放送時間)が約1時間。前回の「安楽椅子探偵7 忘却の岬」の解決編は、約2時間ありました。過去の安楽椅子探偵シリーズの解決編に比べると、短いのかも?(全部をチェックしてはいませんが)

出題編では、たくさんの「伏線」が込められていたと思います。例えば、長田吹子のドア前盗み聞きや、資料室に大入り袋があった理由、仮面の色の違いとバスケットを戻した順番、その他、いろいろ……。そうした、出題編にちりばめられていた伏線の全部が、回収されていない気がします。約1時間では全然、足りていないのでは?

ひょっとしたら、当初の台本から削られた箇所もあるのかも……。「解決編での作家のお二人が、なんだか浮かない顔をしているように見えた」「色々と大人の事情があるんだろう」とのツイートがありました。そうういことなのでしょうか……などと、妄想してみたり(笑)。


また、過去シリーズでは定番の作家のお二人による「解答編のおふざけ」が少なかったという意見も。「解答編のおふざけが控えめだった気がする」「届いた解答のいくつかをお二人が紹介したりして弄るのが好きだったんだけど」などというツイートを目にしました。


あと、以前のシリーズでは、登場した劇団員さんの紹介や、イベント紹介などのコーナーも最後にあったようですが、そういうのもやはりなかったですね、今回……。


安楽椅子探偵の声が変わっていたこと、など(2017/01/15追加)


今回の安楽椅子探偵8では、安楽椅子探偵の声が変わっていました。これまでの安楽椅子探偵シリーズでは、安楽椅子探偵の声は、俳優・声優の草野とおるさんが担当されていました(タレントの山田まりやさんのご主人)。
草野とおる - Wikipedia
草野とおる(@ukulele_aniki)さん | Twitter

しかし今回は、安楽椅子探偵の声を違う人が担当されていたようです。ただし、エンドロールに安楽椅子探偵の項目がないので、担当者の名前など不明です。


安楽椅子探偵の声が変わっていたことについて、ツイッターなどでは「残念」という意見が多くありました。「安楽椅子探偵の中の人の声が違う。寂しい」「『ひとまずそれはおいといて!』が一度もない!」「すごく残念。草野さんに戻して欲しい……」などなど。


実は、草野さんには「出演の話すら来てなかった」とか。 こちらのツイートで触れられています。


それから「安楽椅子探偵登場シーンの音楽が『カルミナ・ブラーナ』じゃなかったのも、すごく残念だった」という意見もありました。
→参考:カールオルフ カルミナ・ブラーナ おお、運命の女神よ - YouTube


次回、安楽椅子探偵9があるとすれば、安楽椅子探偵の声や、登場シーンの音楽なども、以前のシリーズに戻ることを期待したいと思います!


出題編の中にあったミス・間違いについて


今回の安楽椅子探偵8の出題編では、いくつかミス・間違いがあったようです。例えば以下の通り:

  • 凶器のブロンズ像の足先部分に血が付いてないカットがある(鑑識の袋に入れられた像には血がついていた)
  • 鑑識の竹田の紹介テロップで、鑑識員のはずが<鑑職員>になっていた
  • 長田と音響・照明スタッフが、日曜定休日の喫茶店で、日曜日に打ち合わせをしていた
  • スタッフが映り込んでいた
  • 違う場面の映像が1コマが差し込まれていた
  • セリフ回しがおかしいところがあった


今回のミス・間違いについて、ツイッターなどでは「解答にエレガントさを求めるなら、出題もエレガントにして欲しかったな」「喫茶店の定休日が日曜だったというミスだけは、解決編で一言欲しかった」「次回は、出題編放送後にミスがわかった場合、公式な制作ミスの発表方法が必要」などの意見がありました。

安楽椅子探偵シリーズでは、事件解決のヒントを得るために、画面の細部にまで注目する必要があります。このため、ミスの部分について「本当にミスなのか?」と悩まれた方も多かったようです。

インターネットがある現在、公式ホームページやツイッターなどで簡単・すぐに制作ミスの部分を発表・訂正できるはず。とりわけツイッターなら、すぐにツイートすることで、ミスの影響を減らせたのでは?

せめて解決編の放送で、今回のミスについて最後にひとこと触れられていれば(素直に「ごめんなさい、ミスがありました」とか)、今回の謎解きに参加されたみなさんにも、「まあ、仕方ないよね」と納得してもらえたのでは……個人的には、そう思いました。


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犯人は「江坂紗夜」で!/安楽椅子探偵 ON STAGE(安楽椅子探偵8):出題編

先日、テレビ放送された「安楽椅子探偵ON STAGE | 朝日放送」(安楽椅子探偵8)の出題編、ご覧になった方も多いのでは? その解答の提出・受付期限が本日2017/01/10火曜日の正午で締め切られた……ということで、ネタバレ解禁? 私もここ数日、ずっと「エレガントな解答」を考えてきたので、解決編が放送される前に、今回はこれをブログネタにしてみたいと思います。


とりあえず、この記事を書いている時点(10日20時ごろです)では、以下の推理プロセスが正解では? と考えています。
※ということで、実際に「安楽椅子探偵 ON STAGE」の解答受付ページから送信した内容とは、一部異なっています(^^;)悔しい……
※あと、この記事、あとからまた文章を追加したり、修正・訂正したりする予定なので、あらかじめご了承ください。
※「ミステリー@2ch掲示板」に『綾辻行人と有栖川有栖の「安楽椅子探偵」』のスレッドが立っていて、活発な意見交換が行われているようです。ご参考まで。
ミステリー@2ch掲示板

※下の方に1月11日追加分あります。
※さらに下の方に1月12日追加分あります。あと、部分訂正したものも。
※投稿内容のコピー用ツイート→コレト(@coleto84jp) | Twitter(注:リプライとかは期待しないで下さい)。
※さらにさらに、下の方に1月13日追加分あります。



【2017/01/14追記】解決編の話題は、こちらの記事で。
犯人は「江坂紗夜」でした!/解決編:安楽椅子探偵 ON STAGE(安楽椅子探偵8)|コレトのブログ



「安楽椅子探偵 ON STAGE」(安楽椅子探偵8)各スポンサー様に感謝!(1月13日追加)


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犯人は「江坂紗夜」


理由は以下の通り:
1)犯人が安夫を呼び出した理由は、事務所の合い鍵の場所を知らなかったため。安夫が資料室にいる間に(無人の)事務所に入り、ラニシンの壜を天王寺の机の引き出しに入れた。合い鍵の場所を知っているのは劇団員のみ。江坂は「スタッフ」なので知らない

2)資料室では、植木鉢に落ちている玉から、楽太のネックレスがちぎれたことがわかる。時計の遅れやDVDの並びの変化、掃除機の紙パックが減っていることから、犯人は事務所の古い掃除機を使用し、飛び散った玉を回収。ネックレスを修理した。衣装係の江坂なら、ネックレスを短時間で修理できる

3)千秋楽前日の夜、守口が自分と田辺のバスケットを戻しに来たとき、すでに駒川と平野のバスケットがあり、緑橋のバスケットはなかった(上段・真ん中。仮面の色やミニバッグから判定可能)。よって最後に戻しに来たのは江坂。バスケットに隠したペンキ入りグラスで椅子と布にペンキを付け、布は後ろ前を逆にして掛け直した(椅子の凹みで、前は汚れない)。グラスは再びバスケットに隠し、翌日、布のペンキの付いた方を前にし、コップを椅子の下に置いた。

以上から、犯人は江坂(約491文字)。


【解答の補足説明】


1)ラニシンの壜を天王寺の机の引き出しに入れたのは、天王寺が犯人と思わせるため。劇中での殺人(当初予定は楽太)も、同じ理由。

2)壜を天王寺の机の引き出しに入れた後、江坂が資料室に戻ると、あとから来た楽太と安夫がケンカしてもみ合いとなり、楽太が転倒し、後頭部を打って気絶。このときネックレスがちぎれたため、玉を掃除機で回収(楽太殺害時だと玉に血が付いて、掃除機では回収できなかったはず)。

ネックレスを修理したものの楽太が目を覚まさない。楽太は普段、早めに楽屋入りするため、合い鍵を預かり、とりあえず安夫を身代わりとして行かせる。安夫が行った直後、楽太が意識を取り戻したため、(劇場に戻れば、当初の計画が失敗すると考え?)、とっさにブロンズ像で前頭を殴り、殺した。

ブロンズ像に指紋がなかったことから(以前に長田が触ったにもかかわらず)、犯人が拭き取った=素手での犯行という点から、資料室では安夫を殺す予定はなかったと考えられる(つまり、資料室での出来事はすべて、犯人の想定外だった)。

あとは、床の血を楽太のタオルで拭き、死体とタオル・ブロンズ像をロッカーに隠す。そして、午後4時過ぎには劇場に戻り、椅子のトリックを実行した。
※午後3時以降、安夫が劇場内に全く姿を見せていないはず。誰も疑問に思わなかったのか……と考えたが、安夫の仕事は「演出助手」のため(=稽古場のみ)、本番には普段から不在だった……という設定で説明がつくと思われる。

3)劇の終了後、役者は飲みに行き、外部スタッフは早く帰るため、最後にバスケットを戻しに行けば、ペンキをかける犯行を見られる可能性は低い。また、最後に劇場を出るのはたいてい天王寺なので、天王寺に疑いをかけることができる。


大入り袋が資料室にあった理由は?

単純に長田の勘違い。というのも、他にも資料室でチラシをすぐにみつけられなかったり(12月7日)、事務所で招待客リストを探し回るシーン(15日午前中)など、長田の忘れっぽい性格が描かれているため


……とまあ、今、書けるのはこのぐらいということで。また時間があれば追加する予定ですが、ひょっとしたらできないかも? あらかじめご了承ください。
※かなり時間を費やしたので、ブログネタにしないともったいない! という感じで、勢いで書いてます(苦笑)


↓追記

「事務所にコードレスクリーナーがあることを知らない人物が犯人」は決め手にならない?


江坂紗夜犯人説の根拠に「事務所にコードレスクリーナーがあることを知らない人物が犯人」を挙げる方が多いようです。一般には、12月7日の事務所でのチケット入れ作業の際にいなかったから、というのが理由とされています。しかし、あの場にいた人でも、千秋楽当日の午前中にコードレスクリーナー(ちなみに商品名は「モビルスイーパーS」)が届くことを知らなかった人は多いのでは?

というのも、長田吹子はひとことも「クリーナー」とか「掃除機」といった言葉は使っていないからです。彼女がいったのは、クリーナーのパンフレットを駒川聖実に見せて「これ」といっただけ。また、パンフレットを見たのは、おそらく駒川のみ。その場にいた何人かが見たかもしれないし、見なかったかもしれない。確実にいえるのは「駒川は見た」ということだけ。

それに、「コードレスクリーナーを使わなかった=あるのを知らなかった」が成り立つかどうかも不明。というのも、コードレスクリーナーがあるのを知っていても「ゴミがたまっていない新品の紙パックで吸い取ったほうが、ネックレスの玉が汚れないから」という理由で、古い掃除機を使うというのも、成り立つでしょうから。

いや、別に理由はなんでもよいのです。要は「いろいろな解釈が成り立つ以上は、決め手にはできない」ということ。


要は「江坂紗夜は天王寺の妹で、あえて兄を犯人に仕立てようとした」


……ということだと思うのです、今回の事件は。理由は、天王寺を「どうしようもなく困った」状況に陥れるため。だから天王寺の演出する舞台の上で殺人事件を起こすため、ペンキ椅子のトリックを用いたり(最後に劇場を出た天王寺に疑いがかかる)や毒を天王寺の引き出しに入れた。

ちなみにゴーストライターの「安楽キコ」は、江坂紗夜かと。そして天王寺は山科の笛のことを江坂に話した。その後しばらくして、掲示板への殺人予告などが投稿された……と、全ての伏線がつながっていくかと?
【1月12日訂正】ゴーストライターの「安楽キコ」は、中崎安夫に訂正します。詳しくは、下の方の追加分『安楽キコの正体は「中崎安夫」?(1月12日追加)』にて。


犯人の狙い、そして本番の舞台上で殺した理由、千秋楽に殺害計画を実行した理由など(1月11日追加)


この記事を投稿するのは11日なのですが、あとからどんどんアイデアが出てきていて……いろんな伏線が今ごろになってわかってきて、うれしいやら残念やら……。

※て、解決編放送後に投稿したと思われるのも嫌なので、休眠中(というか使っていなかった)ツイッターにも、あとで投稿しておこうと思います


ここからは、今ごろになって気づいた、犯人の狙い、そして本番の舞台上で殺した理由、千秋楽に殺害計画を実行した理由などを書いておきます。
※正解しているかどうかはわかりませんが(汗)


まず、犯人の犯行の狙いは「殺人の疑いを天王寺にかけるため」。理由は「安楽椅子探偵に会うことが生涯の夢になった」という天王寺の願いを叶えるため。このため、笛を吹く条件である「どうしようもなく困った」状況に、あえて天王寺を陥れようとして今回の計画を実行した。


本番の舞台上で殺した理由は、犯人を天王寺と思わせるため。掲示板への脅迫の投稿「安楽椅子探偵を舞台上で殺す」を知っているのは、天王寺だけ。「投稿に便乗して天王寺が殺人を実行した」という疑いが掛けられるようにした(つまり、安楽椅子探偵役なら誰でもよかったことになる)。


千秋楽に殺害計画を実行した理由は、掲示板への脅迫の投稿「芝居をやめろ」という投稿に合わせたから。千秋楽前に殺害を実行したら、この投稿と矛盾することになる。だから千秋楽に計画を実行した(天王寺が公演期間中にやめたら、計画も中止するつもりだったと思われる)。


椅子にペンキを付けた理由は、単に椅子を交換させるだけになく、天王寺の仕業と思わせる目的もあった。バスケットを最後に戻した時に作業したのは、天王寺以外の容疑者が出ないようにするため(犯人のあとから返しに来た者がいると、その人物も容疑者に含まれてしまうから)。


椅子の下にペンキを入れていたコップを置いた理由も、天王寺に疑いの目を向けさせるため。天王寺が帰るときには誰も残っていないため、自由にコップを持ち運ぶことができる。だからペンキをかけたのは天王寺……と思わせるため。


警察の事情聴取に対し、江坂が「千秋楽の本番中の舞台で殺害したのは、犯人にとって重要な必然性があったのでは……」と答えたのも、警察の目を天王寺に向かせるため。掲示板への脅迫の投稿「安楽椅子探偵を舞台上で殺す」を知っているのは、天王寺だけ。「投稿に便乗して天王寺が殺人を実行した」と疑わせる狙いがあった。


……というわけで、こうやって後から気づくと、本当、「いろんな伏線がきちんと回収されるようになっている……すごい」と思います。


事件の流れを時系列で?(1月11日追加)


犯人は江坂紗夜であるとして、事件の流れを想像して見たので、書いておきます。


安楽椅子探偵を呼ぶ「本物の笛」についての天王寺と山科の会話をドア越しに聞いた長田は、ほかの劇団員にも教えて回った(おしゃべりな性格であることは、山科との会話シーンなどでわかる)。その話が、江坂にも伝わった。

安楽椅子探偵を呼ぶ「本物の笛」についての天王寺と山科の会話をドア越しに聞いた長田は、翌日12月7日の宴会の席で、笛のことを否定派のメンバーに話した。その中にいた安夫が、付き合っていた江坂にも話した。(2017/01/12訂正)

そこで江坂は、(笛を吹くための条件である)「どうしようもなく困った」状況を作るため、天王寺を殺人犯に仕立てようと計画。

毒薬のラニシンは、自分に好意を持っていた安夫に頼んで購入させておく。

毒薬のラニシンは、安夫に頼んで購入させておく(安夫が自分のケータイで裏サイトにアクセスして購入)。(2017/01/12訂正)

毒薬のラニシンは、安夫のケータイを借りて、犯人が購入。ただし受け取り先は、安夫の住所に。(2017/01/13訂正)
※詳しくは、後述の「犯人は中崎安夫のケータイを借りて、ラニシンを購入した?(1月13日追加)」にて。


そして(公演開始の1ヶ月前ぐらいから)劇団掲示板への脅迫の投稿。「安楽椅子探偵は存在しない」「芝居をやめろ」「安楽椅子探偵を舞台上で殺す」と投稿する。しかし天王寺は投稿をすぐに削除、劇団員にも投稿のことを知らせず。公演を続けた。

そこで江坂は、ついに千秋楽に殺害計画を実行することに。


まずは千秋楽前日の夜、椅子にペンキを付ける作業。椅子にペンキを付けた理由は2つ。1つは、椅子を交換させるため。毒針を仕込んでおいた、前回公演で使った椅子が使われるようにするのが狙い。
※前提として「役者は飲みに行き、外部スタッフは早く帰る」「最後に劇場を出るのはたいてい天王寺」ということは、みんなが知っていること、というのがある。

具体的には千秋楽前日の夜、最後にバスケットを戻すことに。駒川と平野のバスケットが戻り、その後、椅子が運ばれた。その直後、守口が自分と田辺のバスケットを戻しに来た。その後、江坂は緑川のバスケットに隠したペンキ入りグラスで椅子と布にペンキを付けた。そして布は、「後ろ前を逆に」して掛け直した。椅子の特殊な形状なので、椅子の背にペンキは付かず、また布の前もペンキが付かない。

もう1つの理由は「天王寺の仕業と思わせるため」。バスケットを最後に戻して作業したのは、天王寺以外の容疑者が出ないようにするため。というのも江坂が返した後、別の者が来た場合、その人物も容疑者に含まれてしまうから。

実際には江坂の後、長田が来た。しかし長田には資料室で殺人が起こったときの「完璧なアリバイ」があったため、「布にはなにも異常がなかった」という証言が信用されるとともに容疑者から外れ、最終的に天王寺に疑いがかかることに。



そして千秋楽当日。ラニシンの壜を天王寺の机に仕込むため、江坂は事務所に入ろうとした。しかし合い鍵の場所を知らなかったため(長田の証言から、劇団員は全員知っている。しかし江坂は「専属スタッフ」のため、知らないのだった)、午後3時に資料室に来るよう、安夫に電話した。わざわざ「資料室」を指定したのは、安夫が資料室にいる間に、事務所に入り、天王寺の机に仕込むため。

江坂が資料室に戻ると、あとから来た楽太と安夫がケンカしてもみ合いとなり、楽太が転倒し、後頭部を打って気絶。このときネックレスがちぎれたため、玉を掃除機で回収(楽太殺害時だと玉に血が付いて、掃除機では回収できなかったはず)。

ネックレスを修理したものの楽太が目を覚まさないため、安夫に代役を依頼し、先に帰らせる(この時点で、安夫が舞台で死ぬことはわかっていた)。

安夫が行った直後、楽太が意識を取り戻したため、(劇場に戻れば、当初の計画が失敗すると考え?)、とっさにブロンズ像で前頭を殴り、殺した。

ブロンズ像に指紋がなかったことから(以前に長田が触ったにもかかわらず)、江坂が拭き取った=素手での犯行だったという点から、資料室では安夫を殺す予定はなかったと考えられる(つまり、資料室での出来事はすべて、江坂の想定外だった)。

床の血を楽太のタオルで拭き取り、ロッカーに遺体・タオル・ブロンズ像を隠す。


その後、事務所に鍵を掛け、合い鍵をポストに戻し(この時点では、安夫に教えてもらっていてもおかしくない)、劇場に戻った江坂は、椅子にかかった布のペンキの付いた方を前にし、コップを椅子の下に置いた。その後、異変に気づいた田辺らによって、椅子の変更が完了。

あとは、安楽椅子探偵役の安夫が舞台上で死亡しているのが発覚。捜査が始められることに。


警察の事情聴取に対し、江坂が「千秋楽の本番中の舞台で殺害したのは、犯人にとって重要な必然性があったのでは……」と答えたのは、警察の目を天王寺に向かせるため。掲示板への脅迫の投稿「安楽椅子探偵を舞台上で殺す」を知っているのは、天王寺だけ。「投稿に便乗して天王寺が殺人を実行した」と疑わせる狙いがあった。


そして出題編のラスト。舞台上に主な登場人物たちが揃い、天王寺がついに笛を吹くシーンに!


と、勝手に想像してみましたが……壜をいつ入れたのか? は、ひょっとしたら長田が天王寺の引き出しの壜を見つけたのは、江坂が後日、入れた可能性もありますが……(引き出しが開いていたのは、あとから江坂が事務所に入ったから?)


ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます!(笑)


あとは解決編をお楽しみに……ですね!!
※個人的にはラストは「夢オチ」になるのでは? と思うのですが。


安楽キコの正体は「中崎安夫」?(1月12日追加)


安楽キコの正体は「中崎安夫」かと……。一番の理由は「稽古場での練習の場面。楽太のセリフ間違いを指摘するとき、台本を全く見ずにセリフを言えた」から(「明らかな事実誤認と錯誤があった……」とかいうセリフ)

その他、こんなのも:
・楽太が安楽椅子探偵役をやるようになってからブレークした(兄弟として、楽太の性格や特徴を理解しているから、楽太にあった台本を書ける?)
・安楽の安は「安夫の安」、楽は「楽太の楽」から取っている?(キコは「椅子」か)


江坂紗夜は劇団員か、否か?(1月12日追加)


江坂紗夜犯人説の条件として「犯人が安夫を呼び出した理由は、事務所の合い鍵の場所を知らなかったため」としました。しかし、江坂紗夜が劇団員であれば、合い鍵の場所を知っていることになり、江坂紗夜犯人説はダメということに……(汗)

稽古場での山科と長田の会話の部分(「演出助手……てことは、専属のスタッフさんなんだ?」「そ、うちみたいな小さな所帯はね、スタッフは、制作と演出助手、あとは、衣裳がひとりだけ」)。これをどう解釈するか……。
※ちなみに安夫は、紹介テロップでは「男優」となっていた=劇団員扱い。

12月7日の宴会の席では、山科と一緒に、他の劇団員とは離れて座っていたし……ウーン?


今更ですが、送信した解答はこちら(1月12日追加)


犯人は、江坂紗夜

資料室では、植木鉢に落ちている玉から、楽太のネックレスがちぎれたことがわかる。時計の遅れや下にあるDVDの並びの変化、掃除機の紙パックが減っていることから、事務所の古い掃除機で飛び散った玉を回収し、ネックレスを修理した。短時間で修理する技術を持つのは、衣装係の江坂のみ。

一方、ペンキの付いた椅子については、ペンキの付き具合から、椅子と布のペンキは別々に付けられたもの。布の掛け具合の違いから、15日に布が交換されている。

椅子のペンキは14日夜。守口が自分と田辺のバスケットを戻しに来たとき、すでに駒川と平野のバスケットが(仮面の色やミニバッグから判定可能)。よって最後に戻したのは江坂。緑橋のバスケットに隠したペンキ入りグラスで椅子にペンキを付け、布を戻した(椅子の凹みで汚れない)。グラスをバスケットに隠し、劇場を出る。

翌日、事前にペンキを付けて乾かした「同じ素材・サイズの布」をバッグに入れて持ち込み、団員の目を盗んで布を交換。隠していたグラスを椅子の下に置いた。

以上は衣装係かつ、劇場内で常にショルダーバッグを身につけていた江坂だけが実行可能。


よって、江坂が犯人。


犯人は資料室があるのを知っている人物?(1月13日追加)


犯人は安夫に、資料室に来るよう電話した。つまり、犯人は資料室があるのを知っている人物。ということは、外部スタッフや劇場の小屋主(戸越)は、犯人の対象から外れる……はず?


犯人は中崎安夫のケータイを借りて、ラニシンを購入した?(1月13日追加)


ラニシン購入の件。もし安夫が、犯人に頼まれて直接ラニシンを購入したとしたら、事件後、犯人の正体がすぐにわかる。なので、犯人がラニシン購入を依頼したとは思えない。同じ理由で、安夫が直接、裏サイトを見たとも思えない。

犯人は安夫の携帯を借りて購入? 「自分の携帯が壊れている」とか言って。また「受取当日は留守だから」と、安夫の住所にして受け取りを依頼? とすると安夫は、ラニシンを買わされたことを知らなかったことの説明がつく、かと。

犯人のとばしケータイの番号からの着信に対し、安夫が「誰?」など確認しなかったのも、その前からとばしケータイの番号が登録されているから。壊れた(ことにした)携帯電話の代用として、安夫に説明済み?

携帯を借りたり、受け取りを頼んだりできるのは、それだけ親しい関係がある人物……となる?


犯人はなぜ、とばしケータイも天王寺の引き出しに入れなかったのか?(1月13日追加)


犯人はなぜ、とばしケータイも天王寺の引き出しに入れなかったのか? 完璧に天王寺を犯人に仕立てるつもりなら、ラニシンの瓶と一緒に入れたはず。最終的に、とばし携帯を持っているものが犯人だから。安楽椅子探偵が現れなかった場合、最後に自首するつもりだった……ということか?


安楽椅子探偵シリーズの楽しみ方とは?(1月13日追加)


安楽椅子探偵シリーズの楽しみ方とは、原作者の仕掛けをどこまで正確に見破ることができるかどうか? だと、個人的には思います(おかしな点や矛盾があったとしても、それも含めて)。もちろん、楽しみ方は人それぞれ。なので、妄想するのも自由です(笑)


備考:「安楽椅子探偵 ON STAGE」登場人物の一覧


<劇団・超煽情シアターのメンバー>
天王寺 満斗(てんのうじ みつと)……行澤 孝
緑橋 登(みどりばし のぼる)……浜口 望海
駒川 聖実(こまがわ きよみ)……富樫 世羅
長田 吹子(ながた ふきこ)……生田 朗子
中崎 楽太(なかざき らくた)……長南 洸生
田辺 空彦(たなべ そらひこ)……竹村 晋太朗
守口 三咲(もりぐち みさき)……英 智佳
平野 友芳(ひらの ともよし)……井上 拓哉
中崎 安夫(なかざき やすお)……石田 直也
江坂(えさか さや)……大橋 梓
山科 笛美(やましな ふえみ)……吉川 莉早

<外部スタッフ>
金山 武寛(かなやま たけひろ)……上杉 逸平
黒川 響平(くろかわ きょうへい)……渡辺 知晃
植田 照信(うえだ てるのぶ)……平口 泰司

<警察関係者>
東山 恵司(ひがしやま けいじ)……植木 祥平
竹田 勘治(たけだ かんじ)……山浦 徹

<その他の人々>
戸越 熊男(とごし くまお)……畑中ふう
天王寺丹貞(てんのうじ あきさだ)……嶋尾康史
安楽椅子探偵オタクの男……湯浅 崇


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